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mooncuproof#VideoWork

『x年後の私へ』

2019年12月に発生した新型コロナウィルスSARS-CoV-2は、瞬く間に世界中に拡大し、私たちの日常にまで侵食してきた。マスクは必需品となり、緊急事態宣言が発令され、外出が制限された。

新規感染のケースは日々、国内外問わす報告され、私たちは一ヶ月後に自分たちがどのような生活をしているかすらわからない。

 

私たちは、ソーシャルディスタンス、アルコール消毒、マスクの着用などから解放される日々を切望している。しかし、いつその日がやってくるのか(あるいは、そんな日が本当にやってくるのか)は誰にもわからない。

 

そんな中、私たちができることは、この日々を記憶することなのではないかと思う。

目に見えないウィルスの脅威。マスクの息苦しさ。友人と同じ空間でコーヒーを飲むことができないもどかしさ。様々な情報に踊らされる感覚。苛立ち、ぶつけ合う言葉の刺々しさ。外を吹く風の心地よさ。

 

この期間、私たちはそれぞれに様々なことを経験した。ここで感じた感覚は、コロナが過ぎ去った後の社会を築いていくためにとても大切なものになるだろう。その日のために、忘れないようにしたい。

 

 

本作品は、そんなテーマのmooncuproofによる演劇を撮影した映像作品である。

【脚本・演出】

萩谷至史

【出演】

中村ひより

【音楽】​

 TOW

 

【撮影会場】

板橋ファイト!

【声の出演】

山邊アリス

【映像オペレーション】

別府理彩

【上映時間】

約18分

 

【あらすじ】

新型コロナウィルスの拡大により人々は「新しい日常」を送り始めていた。

ライブ活動を自粛しているシンガーの桜子はyoutubeで自分自身のチャンネルを始め、人々に自分の声を届けようとしていた。しかし、画面を介した放送では、これまでライブで感じていた「自分の声が人々届く感覚」を感じられない。

「これまでの日常」と「新しい日常」の間のギャップで、桜子は何を思うのだろうか。

mooncuproofによる演劇作品を、映像にてお楽しみください。

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