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mooncuproof#12

「OVUM:

 いつか産まれてくるワタシタチのための時空間コラージュ」

           2019/11/30~12/1 於:板橋ファイト!

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これまで、劇作家・演出家として舞台芸術に関わってきました。その中で、舞台芸術とは時間と空間による芸術、すなわち「時空間アート」であると考えるようになりました。

 

「ならば、色々な芸術家達と一つの時空間アートをつくったらどうなるだろうか」

 

ある日、僕はそう考えました。

そこで、様々な分野で活動する芸術家と時空間アート作品を作ってみることにしました。

今回、「美術家・ミュージシャン・映像作家・俳優・劇作家・演出家・写真家・振付家・ダンサー」というメンバーが集まりました。

mooncuproofとしての最初の作品である「OVUM」のコンセプトであった「産まれる」というテーマを基に、それぞれが作品を作り、持ち寄り、話し合い、それをコラージュのように組み合わせながら一つの時空間アートを作る、という、いつもの演劇づくりとは全く異なった試みです。

 

mooncuproofの新たな舞台芸術へのアプローチ、ご来場いただけたら幸いです。

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「す、が、ある。帰るべき、巣、が、鳥にはある。どこかに、この世界の、どこかに。巣。巣、の中にいる鳥、は、ひろーーーーい空、を、眺めながら、果てしなく遠ーーーーくに、ある、大陸を夢見る。家族、と、身を寄せ合って、小さな、巣、あたたかい、中で、遠ーーーーく。いつか、飛び立つ、大陸。どんな色か、とか、どんな匂いか、とか、どんな温度か、とか、はわからないけれど、ただ、確かに、大陸が、そこにある。と、いうことだけ、を……私、は、巣のなかにいる……夢、を、見る。」

 

 

胎内や殻の中にいるこれから産まれてくる生命は、いつ・どこで・どのように自分がこの世に誕生するかを知ることはできません。しかし、時が来たら、未知の世界に産まれていかなければいけません。

現在を生きる私たちも、未来、いつ・どこで・どのようなことが自分に起こるかを知ることはできません。しかし、時の流れとともに、一秒一秒、未知の世界に進んでいかなければいけません。

 

そう考えると、人間が未来に進むことは、生命が誕生することに似ているような気がします。

胎内や卵の中や現在に留まることは、もしかしたら安心できるかもしれません。しかし、生きている限り、未知の世界に「産まれ続け」ます。事件・災害・戦争・死、、、たとえ、自分にはどうにもできないような不条理なことが待ち受けていようと誕生を繰り返さなければいけません。

 

ならば、私たちは、どうやって生きてけばいいのでしょうか。

 

 

「私たちは歩かなければいけない

    笑ったり、怒ったり、泣いたりしながら。」

 (mooncuproof#5「OVUM」より)

【日時】

2019年11月30日(土)~12月1日(日)

 

11/30(土) 15:00~/19:00~

12/1(日) 13:00~/17:00~

*開場は開演の30分前です

*上演時間は約80分を予定しています

【会場】

板橋ファイト!

東京都板橋区板橋1-22-7

JR板橋駅西口から徒歩3分

都営三田線A3出口から徒歩3分

http://fight-fight.jp/

 

【チケット料金】

2,500円

【キュレーター】

 

萩谷至史

【参加アーティスト】

 

鈴木恵里(美術家)

TOW(ミュージシャン)

ニシノユキコ(映像作家)

中村ひより(俳優)

萩谷至史(劇作家・演出家)

ポーラは嘘をついた(劇作家・演出家)

吉田祥平(写真家)

米島史子(振付家・ダンサー)

【ご予約・お問い合わせ】

mooncuproof12.ovum@gmail.com

(ご予約の際は、ご来場回・お名前・枚数を

伝えください)

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